お披露目された木造和船に乗って楽しむ人たち。奥は「そらあみ」

お披露目された木造和船に乗って楽しむ人たち。奥は「そらあみ」

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漁網アート・和船お披露目 4月開館の魚々座PR

北日本新聞(2015年3月16日)

 4月21日にオープンする「ひみ漁業交流館魚々座(ととざ)」(氷見市中央町)のPRイベントが15日、同市北大町の比美乃江公園で行われた。魚々座に展示するアート作品の漁網「そらあみ」と木造和船がお披露目され、参加者は氷見の漁村文化の魅力に触れた。

 北陸新幹線開業記念として実施した。魚々座は定置網や漁具、民具などを展示する観光・地域交流の拠点。オープニングで本川市長が「多くの仲間と出会い、触れ合って、絆を深めてほしい」とあいさつした。

 そらあみはアーティストの五十嵐靖晃さん(36)=千葉県市川市=が全国で展開したアートプロジェクトで、魚々座のコラボ事業に参画するアートNPOヒミングが企画した。メーン展示物となる定置網の垣網(魚群を導く網)をイメージし、地域住民ら延べ330人が1カ月かけて編み上げた。白、黒、オレンジ、緑、水色の5色で高さ3メートル、幅30メートルの作品に仕上がった。

 木造和船は船大工の番匠光昭さん(69)=氷見市北大町=が手掛け、札幌市のアーティスト、小川智彦さん(43)が作業を手伝った。全長9メートルで部材は氷見産のスギとアテを使った。親子連れらは船に乗って遊び、「かっこいい」と歓声を上げていた。

 同公園で回遊魚ウオークラリーもあり、参加者に特製の「ブリバンダナ」がプレゼントされた。水産庁職員・上田勝彦さんの魚食トーク&料理ライブやオリジナルの缶詰作り体験などもあった。

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