展示内容が拡充された蜃気楼コーナー。蜃気楼発生装置(右)などがある=魚津埋没林博物館

展示内容が拡充された蜃気楼コーナー。蜃気楼発生装置(右)などがある=魚津埋没林博物館

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埋没林と蜃気楼分かりやすく 魚津埋没林博物館リニューアル

北日本新聞(2015年3月17日)

 20日にリニューアルオープンする魚津埋没林博物館(魚津市釈迦堂)の関係者・報道陣向け内見会が16日行われた。埋没林の木材を使ったおもちゃや蜃気楼(しんきろう)の発生装置を置くなど、同博物館のテーマである埋没林と蜃気楼を強調し、より分かりやすく紹介する。

 北陸新幹線開業に合わせて23年ぶりに展示を一新した。特に大きく変更した「テーマ館」は、埋没林コーナーと蜃気楼コーナーに区切った。埋没林コーナーは埋没林の一部を使った木琴や、他の木材と重さを比べられるてんびんを置き、埋没林を身近に感じられるようにした。

 これまで解説パネルしかなかった蜃気楼の展示も拡充。暖かい空気の層と冷たい空気の層を人工的に作る蜃気楼発生装置などがあり、楽しみながら蜃気楼発生のメカニズムを学べるようになっている。

 プール内の埋没林を見られる「水中展示館」は、これまで藻が発生しないよう照明を抑えていたが、見学者がいない時に自動的に消える照明を導入し「暗い」「怖い」という不満を解消する。このほか日本ジオパークや、魚津の水循環についての展示もある。

 麻柄一志館長は「埋没林、蜃気楼、ホタルイカは富山湾の三大神秘。ここに来ればそのうち二つの情報が手に入るようにした。世界中からお客さんが訪れてくれるよう期待する」と話している。20日は午前9時から開館セレモニーを行う。

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