4月の立山・黒部アルペンルート営業再開に向け、高原バス道路の除雪が急ピッチで進んでいる。快晴となった17日、カーブが連なる七曲(ななまがり)(標高1680メートル)の雪原には、曲線がくっきりと刻まれていた。
除雪区間は美女平(977メートル)から室堂(2450メートル)まで約23キロ。現在は七曲まで2車線分、弥陀ケ原(1930メートル)に近い追分(1840メートル)まで1車線分の除雪が進んでいる。
立山黒部貫光の営業推進部宣伝センターによると、現在の室堂の積雪は、8メートル50センチで、例年より1メートルほど多い。「雪の大谷」(2390メートル)の雪壁の高さは、昨年の約15メートルを上回ると見込んでいる。
立山・黒部アルペンルートは4月10日に立山駅-弥陀ケ原間で部分開通し、同16日に全線開通する。