福井県坂井市三国町の越前松島水族館で18日、花の名前が付いた魚などを集めた特別展「春の海の花祭り」が始まった。サクラ、アヤメなど春の訪れを感じさせる名前の魚など約100匹が、来場者の目を楽しませている。
展示しているのは、クロユリハゼやアヤメエビス、キンギョハナダイなど「ハナ」や花の名前が付いた魚やカニ、貝など18種類。約5センチのサクラダイは全体が薄いピンク色で、泳ぐ姿は桜の花びらが水中を舞っているよう。15センチほどのハナミノカサゴは鮮やかなしま模様が目を引く。
同水族館の担当者は「花の名が付く魚はどれも小さくてかわいらしい。色鮮やかな魚を見て、春を感じてもらえたら」と話している。4月19日まで、同水族館の海洋館2階で展示している。