北信地方14市町村や新潟県上越市、妙高市でつくる「信越観光圏協議会」(会長・加藤久雄長野市長)は、善光寺御開帳(4月5日〜5月31日)期間中に各市町村で開くイベントや花の見どころを紹介した広域観光パンフレット「善光寺御開帳あわせて巡りたい春の信越観光圏」を作った。御開帳の関連行事とイベントをカレンダー形式にまとめ、観光客が予定を立てやすいように工夫した。
カレンダーでは、善光寺御開帳の開闢(かいびゃく)大法要(4月5日)や篠ノ井大獅子の披露(5月17日)といった関連行事を掲載。このほか、上越市の「高田城百万人観桜会」(4月3〜19日)、飯山市の「いいやま菜の花まつり」(5月3〜5日)などのイベントを照らし合わせながら確認することができる。
須坂市の臥竜公園や高山村の桜、千曲市のアンズや中野市のバラなど花の見どころや開花時期も紹介。飯山市の高橋まゆみ人形館や小布施町の北斎館など各市町村の主要観光地をまとめた一覧表や地図も載せた。
北陸新幹線(長野経由)金沢延伸開業で新しくできた飯山駅などの情報のほか、周遊バスやタクシーを活用した周遊プランも掲載した。
A4判で、12ページ。4万部作り、各市町村の観光案内所などに置いている。信越観光圏協議会事務局で、ながの観光コンベンションビューロー(長野市)の竹内麻紀子さん(28)は「北陸新幹線を利用して御開帳に来る予定という人から、他に見どころはないかという問い合わせが来ている」と説明、パンフレットの活用を呼び掛けている。