丸岡城桜まつり（４月１～２０日）を前に、福井県坂井市丸岡観光協会は２０日、城周辺にぼんぼり約３００基を設置した。１日午後６時から点灯式を行い、期間中は夕方から夜にかけて幻想的な明かりが桜や城を照らす。

　同協会員約２０人が参加。市内外の事業所の広告協賛を得て取り付ける高さ約２・５メートルのぼんぼりを組み立て、城西側の遊歩道や天守閣広場に設置した。１日までに配電作業を行う。

　ぼんぼりの点灯や城のライトアップは期間中、毎日午後６～１０時に行い、夜桜も楽しめる。また霞（かすみ）ケ城公園では、霞幼保園児が描いた絵を貼り付けた高さ約５０センチのあんどん約５０個も点灯する。

　４、５日は一筆啓上茶屋前で、市内の味覚や地場産品などを集めた「城下市」を開く。ジャグリングや太鼓演奏などのステージのほか、甲冑（かっちゅう）や着物を着て写真を撮れる催しや茶会もある。城下市は１１、１２日も開く。

　丸岡城には約４００本のソメイヨシノがあり、「日本のさくら名所１００選」に選ばれている。気象情報会社によると、今年の開花は１日ごろと予想され、７日ごろに満開になりそう。まつりの問い合わせは市観光産業課＝電話０７７６（５０）３１５２。