暖かな陽気の中で次々とほころぶソメイヨシノ=27日午後0時59分、天龍村

暖かな陽気の中で次々とほころぶソメイヨシノ=27日午後0時59分、天龍村

長野県 伊那路 花・紅葉

天龍、ソメイヨシノ開花宣言 桜とアンズ早まる予想

信濃毎日新聞(2015年3月28日)

 下伊那郡天龍村は27日、同村長島の中部電力平岡発電所敷地内に植わるソメイヨシノの開花宣言をした。開花時期は例年並み。天竜川右岸にある同発電所敷地には約120本のソメイヨシノと10本のオオヤマザクラがあり、村は24日には花がほころび始めたのを確認。見頃は1週間後の4月上旬とみている。

 近くで友人とマレットゴルフをしていた同村平岡の熊谷光雄さん(70)は「県内で1番早く桜を見ることができ、天龍に生まれて良かったと感じる」と話していた。

 日本気象協会(東京)は27日、県内10カ所の桜と千曲市のアンズの開花予想を発表。今月15日以降に県内で暖かい日が続いたことから、桜は10カ所のうち9カ所で前回発表(20日)より1〜2日早めた。全地点で平年より2〜7日早い開花となる見込みだ。

 同協会長野支店は「平年開花するころには満開を迎えている所が多い予想」と説明。県内は4月初めにかけても気温が高い見通しで、「平年は飯田市から長野市まで9日で桜前線が北上するが、今春は4日の見込み」としている。アンズも前回より2日予想が早まり、千曲市の「あんずまつり」が始まる4月1日に開花するとした。

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