新潟市江南区亀田地区で開かれている「亀田梅の陣・梅まつり」（４月５日まで）に合わせ、区内の飲食店や菓子店などが梅を使ったスイーツや料理を提供している。１２店が趣向を凝らし、梅の酸味を生かしたメニューを考案。イベントの盛り上げに一役買っている。

　梅の料理の提供は、昨年に続き２年目。

　菓子工房カシュカシュ（曙町１）は、特産の藤五郎梅を使い、ふわっとした食感のフランス菓子「ギモーヴ」や、チョコレートのタルトを販売している。シェフ・パティシエの渡辺厚司さん（５４）は「藤五郎梅はインパクトがある味で、食べるとインスピレーションが湧いた」と語り「地産のものを好むお客に受けている」と笑顔を見せる。

　旬の食材と組み合わせたメニューも多い。居酒屋あじまさ（元町１）では、梅のたれに漬けて食べるハタハタの空揚げや、梅入り白子ポン酢などを提供。おかみの村山洋子さん（６３）は「梅が入ると味が引き締まる。春らしさを感じてもらいたい」とＰＲしている。

　亀田商工会議所などでつくる梅の陣実行委員会は、参加店を紹介するマップを作成し、ＪＲ亀田駅や江南区役所、参加店などで配布する。インターネットのＰＲサイトも作った。

　料理の提供期間は各店によって異なる。梅の陣ホームページのアドレスは、http://kameda-umenojin.com