完成したマップを紹介する小林会長(前列左から2人目)や学生ら

完成したマップを紹介する小林会長(前列左から2人目)や学生ら

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朝日町笹川の名所をマップに 定住促進へ自治振興会発行

北日本新聞(2015年3月31日)

 朝日町の笹川自治振興会(小林茂和会長)は、笹川地区を紹介するマップ「ささがわ里山『さんぽ道』」を発行した。定住促進に向けて多くの人に地区に訪れてもらおうと作成し、名所などを掲載。富山国際大の学生が監修し、イラストを使って見やすい内容にした。

 北陸新幹線開業で首都圏からの移動時間が縮まることを受け、県は2013年に定住や半定住者の受け入れに意欲のある地域として、笹川をモデル地区の一つに選定した。マップは地区の魅力を町内外に発信しようと歴史や名所を再調査してまとめた。富山国際大現代社会学部の斎藤敏子准教授のゼミに所属する3年生が内容を監修した。

 マップはカラーA3判。霧が立ち込める山あいの風景の写真を表紙にし、諏訪神社や北陸宮御所跡、七重滝などの写真や説明文のほか、ウオーキングコースなどを記した。地図には、地区に事務所がある「入江美研」代表の入江修三さんが描いたイラストを入れた。3千部を発行し、町観光協会や北陸新幹線の駅などで配布する予定。

 ゼミ生の澤田莉奈さん(21)は「協力するからにはより良いものにしたいと思った。笹川地区の魅力が出ているマップに仕上がった」と話している。

 小林会長は「定住促進に向けてマップを活用するだけではなく、住民が地元に誇りを持って、やる気につながればうれしい」としている。

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