多くの人でにぎわう「一乗谷あさくら水の駅」の販売コーナー=4日、福井市安波賀中島町

多くの人でにぎわう「一乗谷あさくら水の駅」の販売コーナー=4日、福井市安波賀中島町

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一乗谷朝倉氏遺跡の玄関口に道の駅オープン

福井新聞(2015年4月5日)

 福井市内で初となる道の駅「一乗谷あさくら水の駅」が4日、同市安波賀中島町にオープンし、記念式典や多彩なイベントが行われた。市民ら約2千人が訪れ、食事や買い物などを楽しみ、観光と地域振興を担う新たな拠点の誕生を祝った。

 水の駅は2010年、福井市が県道沿いに体験型学習施設として開設した。農業体験施設、ビオトープ、芝生広場などがある。14年度に改修され、同年10月に国土交通省の道の駅に登録された。道の駅の施設面積は1万6千平方メートル。

 式には、関係者ら約50人が出席。東村新一市長は「一乗谷朝倉氏遺跡の玄関口にある水の駅が、福井市で第1号の道の駅として再スタートを切ることができた」とあいさつ。テープカットの後、一般に開放した。
 午前11時のオープン前には列ができるほど多くの市民が訪れ、そばやおにぎり、綿菓子が振る舞われた。福井市消防音楽隊の演奏や美山地区の名物おじさん百戸田吾作さんのショーのほか、芝生広場ではウサギやヤギ、馬と触れ合えるイベントもあり、親子らが楽しんでいた。

 特産品販売コーナーには、小松菜やネギ、ブロッコリーなど地元で採れた野菜や土産物などが所狭しと並べられ、買い求める客でごった返していた。地場産の食材を使った軽食コーナーも終日にぎわった。
 この日は道の駅の切符が発売され、早朝から現地入りした長尾秀智さん(42)=兵庫県=が"1番切符"を見事ゲット。長尾さんは、先月若狭町にオープンした道の駅「三方五湖」でも1番切符を手に入れたという。「福井は気軽に来られる観光地。おいしいものがいっぱいある」と福井の魅力を語っていた。

 副駅長を務める指定管理者NPO法人越前みやまそば元気の会の宮崎勝裕さん(71)は「観光客に福井の安心安全な食をPRしていきたい」と話していた。

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