第5回越前陶芸村しだれ桜まつり(福井新聞社後援)が11、12の両日、福井県越前町の越前陶芸村で開かれる。多彩なワークショップやクラフト販売があり、桜の下でものづくりの楽しさを味わえる。飲食販売ブースも多数出店する。
陶芸村内にはソメイヨシノや八重桜など約600本の桜がある。特にしだれ桜が美しく、地元住民らで作る実行委が毎年まつりを開いている。
昨年までは越前焼販売が中心だったが、5月の越前陶芸まつりと差別化しようと企画内容を大きく変えた。実行委は「地元だけでなく、町内外からぜひ多くの人に来てほしい」と期待している。
メーンは25ブースが並ぶクラフト販売。雑貨やアクセサリー、陶磁器が並び、約半数のブースにワークショップがある。陶器のオカリナを作ったり、木工細工ができる。地元特産や飲食販売ブースも20ある。
初めて設ける熱気球体験は11日午前9時半から整理券を配る。飛行は同10時~正午。先着120人で、無料。上空20メートルから桜が咲く陶芸村を一望できる。天候不順の場合は翌日に延期。
両日とも、特設ステージでは即興の音楽演奏やバトントワリングなどが会場を盛り上げる。餅の振る舞いや野だて、うさぎとの触れ合いなどもある。
12日午前10時からは、鳥の巣箱作り体験とバードウオッチングがある。双眼鏡を所有の人は持参。無料で要予約。20人まで。空いていれば当日も受け付ける。
問い合わせ、申し込みは県陶芸館=電話0778(32)2174。