福井県鯖江市の主婦ら12人が作ったつりびなや人形を並べる「つるし飾りと手作り展」が10日から、同市神明町2丁目の民家で開かれる。春を感じさせる華やかな作品約600点が会場いっぱいに並ぶ。12日まで。
会場は渡辺正子さん(79)宅。2012年、友人同士で長年作りためたつりびななどの展示会を開いたところ、市内外から来場者があり好評だった。再び開催を望む声が多く、前回とは別のメンバーで3年ぶりに開く。
この3年間で作った作品も合わせて、展示点数は約2倍になった。まりや動物、果物など、つり下げてある飾りは多彩。着物の生地を再利用しており、赤や黄色、紫といった色とりどりの作品が18畳の和室を埋め尽くす。
えとの動物の人形や、花の飾りも多数並んでいる。代表の三好絹子さん(75)=同市神明町2丁目=は「同じモチーフでも使う布で違ってくる表情を楽しんでほしい」と話している。
渡辺さん宅は福井鉄道福武線神明駅の東側で徒歩約1分。午前10時~午後5時。問い合わせは渡辺さん=電話0778(52)1151。