伏木曳山祭実行委員会が復元を進め、29日に完成した十七軒町の山車

伏木曳山祭実行委員会が復元を進め、29日に完成した十七軒町の山車

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十七軒町の山車がお披露目 伏木曳山祭実行委が復元

北日本新聞(2015年4月30日)

 高岡市の伏木曳(ひき)山(やま)祭実行委員会(塩谷雄一会長)が復元していた十(じゅう)七(しち)軒(けん)町(ちょう)の山車(やま)が29日、同市伏木の伏木コミュニティセンターに搬入された。提(ちょう)灯(ちん)やシンボルである法螺(ほら)貝の標識(だし)などが取り付けられ、同所で開かれた十七軒町曳山車復元竣工(しゅんこう)祭で関係者らが完成を祝った。

 竣工祭には、塩谷会長や古市義雄同実行委副会長ら関係者と地域住民合わせて約50人が立ち会った。地元の伏木神社の尾崎定秀禰(ね)宜(ぎ)が祝詞を奏上し、関係者が玉串をささげた。塩谷会長は「見事に復元の日を迎えることができた。県内外の人に見てほしい」とあいさつした。

 十七軒町の山車は明治の大火で焼失。同実行委が2002年から復元を始めた。作業は主に山口鉄工所(同市伏木)で進めた。ことし3月に柳田漆工(氷見市鞍川)がシンボルの法螺貝を完成させ、今月20日に藤岡社寺建築(同市戸津宮)が本体部分を組み上げた。

 29日は展示室が午後4時まで開放され、多くの地域住民らが訪れた。近所に住む片田唯(ゆ)宇(う)衣(い)さん(伏木小5年)は「十七軒町の山車を見たのは初めて。いつかけんか山にも出てほしい」とうれしそうに話した。

 伏木コミュニティセンターは5月3日に竣工し、十七軒町の山車の一般公開は7日から始まる。

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