世界文化遺産登録20周年を迎えた南砺市菅沼合掌造り集落(上平)で4日、春祭りがあり、合掌造り家屋の前で勇壮に舞う親子獅子の姿が大勢の観光客を楽しませた。
菅沼をはじめ真木、東赤尾、田下、新屋の5集落の若衆でつくる五箇山獅子舞保存会(倉一義会長)が、ゴールデンウイークでにぎわう集落内を巡り演舞した。
親獅子は若衆10人、子獅子は中学生5人が操り、年長児と小学生の7人が獅子取りを務めた。太鼓や笛、かねの音が響く中、親子獅子が並んで躍動感ある舞を繰り広げ、観光客は盛んにカメラのシャッターを切っていた。
獅子舞はこの日、菅沼と田下、新屋の集落半分で披露された。真木、東赤尾と新屋のもう半分は3日に回った。