七尾市の青柏祭は4日、大きさ日本一とされる山(だ)車(し)「でか山」3台が同市山王町の大地主(おおとこぬし)神社に勢ぞろいした。高さ約12メートル、最大幅約13メートル、重さ約20トンの勇壮な姿が並び、境内を埋め尽くした見物客は息をのんで見入った。
巡行の見どころとなる「辻廻(つじまわ)し」では、若衆が大(おお)梃子(でこ)に鈴なりに乗って前の車輪を浮かせ、横向きの車輪「地車(じぐるま)」で巨大な山を方向転換させると、見物客から拍手と歓声が沸き起こった。
最終日の5日は3台のでか山が市中心部を巡る。