青空の下、氏子らの掛け声に合わせて須々岐水神社の参道を進む「お船」

青空の下、氏子らの掛け声に合わせて須々岐水神社の参道を進む「お船」

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松本の神社で例大祭 青空の下「お船」勇壮に

信濃毎日新聞(2015年5月6日)

 松本市里山辺の須々岐水(すすきがわ)神社で5日、恒例の春の例大祭「お船祭り」の本祭りがあった。豊作や農作業の安全を祈って江戸時代から続く祭事。地区内9町会の氏子らが、各町会に伝わる船形の山車「お船」を引き、神社までの参道を勇壮に進んだ。
 各町会のお船はそれぞれ高さ5メートルほどあり、重さ5トンほどのお船も。子どもたちのおはやしに合わせ、法被姿の男衆らが「おいさー、おいさー」の掛け声とともに、お船を上下に激しく揺らしながら進んだ。境内へ引き込む際には、土ぼこりを上げて勢い良く進む町会もあり、詰め掛けた親子連れらが歓声を上げて見守った。
 各町会が1台ずつ保管するお船は江戸時代中期から1922(大正11)年の制作で、いずれも県宝に指定されている。同神社の上條雅彦神職(40)は「若者が減るなど各地区で苦労しているが、氏子と協力して祭りを後世に伝えていきたい」と話していた。

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