手作りの工芸品などを展示販売する「第15回森のアートフェスタ」(福井新聞社後援)が9日、福井県あわら市の金津創作の森で始まった。鳥のさえずりが響く森の中に作家のブースが設けられ、好みの品を探す買い物客らでにぎわった。10日まで。
ものづくりの楽しさを知ってもらい、クラフト作家の育成を図ろうと毎年開かれている。例年、2日間で2万人以上が訪れるという人気イベントで、ことしは県内外からガラス細工や木工、アクセサリーなど約140店が出店した。
訪れた家族連れらは、工夫の凝らされた作品にじっくり見入ったり、作家と会話を楽しんだりしながら品定めしていた。鯖江市から家族で訪れた50代の主婦は「質の高い作品が並び、見るだけでも楽しめるのでいつも心待ちにしている。お気に入りの品が見つかれば」と話していた。
10日は午前10時~午後5時に開かれる。陶芸や吹きガラスなどの体験、金津創作の森入居作家のアトリエ公開があるほか、午後1時~同3時には、作家の指導による天然木のキーホルダーやビーズアクセサリー制作など10のワークショップも開かれる。