下伊那郡阿南町、根羽村、売木村、天龍村と愛知県豊根村の5町村でつくる県境域開発協議会は、各町村の観光施設を回ってスタンプを押し、特産品などを応募する「おいでんスタンプラリー」を始めた。今年で8回目。昨年は長野県からの応募が14人と低調だったため、長野県からの多くの参加を呼び掛けている。
今年は5町村から道の駅や温泉施設など計11カ所の観光施設が参加する。各施設にあるスタンプを応募用紙に押し、訪れた施設の数や組み合わせに応じて5町村の特産品や参加施設の割引券などが応募可能だ。参加施設の一つ、天龍村の「おきよめの湯」は建て替え工事中のため、オープンを予定する7月からスタンプを押すことができる。
事務局の同村振興課によると、13年の応募者は218人、14年は246人と増加。同年の県別内訳は愛知174人、静岡50人、長野14人、岐阜4人、その他4人だった。
11月30日まで実施し、12月に抽選会を行う予定だ。担当する天龍村の永嶺誠一副村長は「長野県の人たちも参加してもらい、県南の景色や温泉、食べ物などを楽しんでほしい」と話している。