南木曽駅の観光案内所で外国人客に対応する楯さん(左)

南木曽駅の観光案内所で外国人客に対応する楯さん(左)

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妻籠の案内、EnglishもOK 南木曽駅に観光案内所が復活

信濃毎日新聞(2015年5月16日)

 南木曽町観光協会は今春、JR南木曽駅構内に観光案内所を13年ぶりに復活させ、英語が話せる職員を配置している。妻籠宿を訪れる外国人の急増に対応し、おもてなしに力を入れる狙いだ。

 協会は2002年まで、駅構内の一画に案内所を設けていたが、人件費が負担となるためタクシー事業者、バス事業者にそれぞれ業務を委託するようになった。タクシー事業者は駅前の道を挟んだ場所、バス事業者は駅の真横に案内所を設置。ただ、場所が分かりにくいという声もあったという。

 町の調べによると、昨年度に妻籠宿と馬籠宿(岐阜県中津川市)の間を歩く外国人客が初めて1万人を突破した。外国人客へのサービス向上も考え、4月から駅の切符売り場横で案内所を再開。協会独自に職員を募集、採用し、英語での案内を始めた。

 協会の募集に応じたのは4人で、毎日交代で出勤している。15日は、1998年の長野五輪でボランティアを経験し、英会話教室にも通う楯晴子さん(66)が担当。外国人客からの「松本へ行く列車は何番線から出ますか」「長野までの直通は何時に出ますか」といった質問に対応していた。近くに住む楯さんは「最近、外国人からよく道を聞かれるようになった。少しでも役に立ちたい」と意欲を見せていた。

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