地酒での乾杯の普及に向けて作られたグラスキャップ

地酒での乾杯の普及に向けて作られたグラスキャップ

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上越「地酒で乾杯」輪広がれ 酒造組合などが推進委 グッズ作製観光客にもPR

新潟日報(2015年5月22日)

 上越市が昨年9月に「地酒で乾杯を推進する条例」を制定したことを受け、地元の酒造組合や飲食店組合が中心となり「地酒で乾杯推進委員会」を発足させた。飲食店向けのPRグッズも作り、20日に市内で開かれたイベントで披露した。関係者は「酒の地産地消は地域経済の活性化につながる」として取り組みの拡大に期待を掛けている。

 推進委は県酒造組合高田支部や市飲食店組合など5団体からなり、上越観光コンベンション協会が事務局を務める。上越産の日本酒やワイン、どぶろくでの乾杯の普及や、北陸新幹線などで訪れた観光客へのPRに力を入れる。

 新たに作製したグッズは、乾杯酒のグラスにかぶせる紙製のキャップ(6センチ四方)6種類と店内掲示用のPRポップ。それぞれに上杉謙信や直江兼続ら上越ゆかりの武将のイラストがあしらわれている。20日に開かれた食のイベント「謙信ご当地グルメフェア」でお目見えし、来場者から「かわいい絵柄で若い人に受けそう」「キャップは種類が多く、会話のきっかけになる」などの声が聞かれた。

 推進委はキャップ5万枚、ポップ300枚を作製。協力店にキャップ1組300枚を千円で販売する。初回購入時にポップも付ける。今後はコンベンション協会のホームページ「上越観光ネット」に特設ページを設け、観光客にも地酒での乾杯を呼び掛けるという。

 コンベンション協会の小池兼一郎事務局次長は「地酒での乾杯の普及は酒蔵や飲食店などを潤し、酒に合う地場産食材の消費拡大にもつながる。まずは協力店をできるだけ多く集めたい」と話している。

 取り組みに関する問い合わせはコンベンション協会、025(543)2777。

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