見張らしの良い8合目で一息つくトレイルランニングの参加者=23日、中ア経ケ岳

見張らしの良い8合目で一息つくトレイルランニングの参加者=23日、中ア経ケ岳

長野県 伊那路 アウトドア・レジャー

中央アルプス経ケ岳で初のトレイルランニング大会

信濃毎日新聞(2015年5月24日)

 長野県上伊那郡南箕輪村の大芝高原を発着点に、中央アルプス経ケ岳(2296メートル)まで駆け登るトレイルランニングの大会「経ケ岳バーティカルリミット」(村や村観光協会などの実行委員会主催、信濃毎日新聞社共催)が23日、初めて行われた。山頂で折り返すロング21キロ、4合目から下るショート12キロに県内外の計898人が挑み、好天に恵まれた山岳コースを駆け抜けた。
 ロングは標高差約1500メートル。ツツジが咲く森、ササ原、岩交じりの急斜面、雪が残る稜線(りょうせん)と、コースは変化に富んでいる。8合目では、伊那谷や南アルプス、八ケ岳などの眺望が開け、思わず足を止める人や記念写真を撮る人もいた。
 経ケ岳のコースを2回下見してレースに臨み、ロング女子総合を2時間51分15秒の記録で制した長谷川香奈子さん(32)=群馬県東吾妻町=は「1位になることしか考えていなかった。うれしいのひと言に尽きる」と喜んでいた。

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