初めて一般公開された宇宙を旅したササユリ=22日、糸魚川市

初めて一般公開された宇宙を旅したササユリ=22日、糸魚川市

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きぼうの花かれんに 「宙ユリ」初公開 糸魚川

新潟日報(2015年5月25日)

 国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」で保管された後、糸魚川市内で育てられたササユリが、糸魚川市役所など市内3カ所で一般公開されている。市役所ではかれんな花を咲かせている。

 ササユリは同市の谷村環境緑花研究所が栽培している。2008年に全国から集めた花の種を宇宙に運ぶ文化事業の一環で、糸魚川産ササユリの種1366粒がスペースシャトルで運ばれた。

 きぼうで約8カ月間保管した後、宇宙飛行士の若田光一さんが地球に持ち帰った。帰還後は研究所で栽培し、昨年6月に初めて2輪が開花したが、一般公開はしていなかった。

 ササユリは3月、愛称を「宙(そら)ユリ」と名付けられた。市役所では21日に開花し、1週間ほど咲き続ける見込みだ。ほかの2カ所は市能生事務所と青海事務所で、いずれも22日現在、つぼみの状態。土、日曜は3カ所とも隣接する図書館に移して公開する。

 市総務課は「花の咲く期間が短いので早めに来て、多くの人に見てほしい」と話している。

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