飯田市座光寺の元善光寺でも31日、「結願(けちがん)法要」を行い、4月5日に始まった御開帳の日程を終えた。朝から駆け込みで参拝客が訪れ、午後4時からの法要では回向柱の周りを大勢が取り囲んだ。
法要では本多秀賢住職ら5人の住職が本堂前の回向柱を囲んで立ち、般若心経などを読経。その後、本堂で前立(まえだち)本尊を安置した厨子(ずし)の扉が閉まった。
同寺によると、今回は約33万人が参拝に訪れた。本多秀道副住職は「次の御開帳はより多くの人に参拝してもらうため、バスの駐車場の整備も考えたい」と話していた。