堤防を駆け24畳の大凧を揚げた白根大凧合戦=4日、新潟市南区

堤防を駆け24畳の大凧を揚げた白根大凧合戦=4日、新潟市南区

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安全にいざ大空へ 白根大凧合戦

新潟日報(2015年6月5日)


 24畳の大凧が勇壮に大空を舞う白根大凧合戦が4日、新潟市南区の中ノ口川堤防で始まった。小型無人機「ドローン」の飛行問題や滋賀県の大凧落下事故を受け、安全対策を強化した。

 初日は西風が強く、川を挟んで綱を引き合う合戦は行われなかった。風向きが定まらない中、大凧組のメンバーは全力で堤防を走り、空高く大凧を揚げた。見ていた子どもたちは「揚がった」と歓声を上げていた。

 白根凧合戦協会は事前に、安全対策のため合戦の規則を再度確認するよう促す文書を各大凧組に配布。会場アナウンスでも「上空の凧から目を離さないようご観覧ください」と注意を呼び掛けた。

 南区の無職、西村ちずこさん(58)は「勇壮で迫力があるし、街をあげて一体となっている所がすごい。もっと全国にPRしてほしい」と話した。合戦は8日まで。

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