第64回金沢百万石まつりは5日、金沢市内で3日間の日程で開幕した。浅野川では、特別協賛行事の第41回加賀友禅燈ろう流しが行われ、友禅模様などを描いた燈ろう約1200基が水面を漂い、「おんな川」を幻想的な明かりで包んだ。
加賀友禅の発展に尽力した先人の追善供養に続き、山野之義金沢市長ら関係者や地元の材木町小4年生が次々と燈ろうを浮かべた。北陸新幹線の車両や県マスコットキャラクター「ひゃくまんさん」を描いた燈ろうも見られた。
まつりのメーン行事となる百万石行列は6日午後2時、JR金沢駅東広場を出発点に始まり、同4時から金沢城公園で入城祝祭が行われる。金沢城公園では6、7日、加賀藩前田家の慶事を祝った様子を再現する加賀百万石「盆正月」が開催される。