県内の作家53人の意欲作が楽しめる太閤山ビエンナーレ=県民公園太閤山ランド

県内の作家53人の意欲作が楽しめる太閤山ビエンナーレ=県民公園太閤山ランド

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太閤山ビエンナーレ開会式 富山のアートシーンを一望

北日本新聞(2015年6月7日)

 世代やジャンルを超え、県内作家の意欲作がそろう「太閤山ビエンナーレ2015」の開会式が6日、射水市黒河(小杉)の県民公園太閤山ランドで開かれ、関係者が一般公開に先駆けて作品を鑑賞した。20~70代までの作家53人が出品しており、富山のアートの最前線が一望できる。7日から一般公開する。

 創作の刺激を与え合える新たな発表の場を設けようと、2013年から作家が自ら企画し、隔年で開催している。

 作品は絵画や立体、インスタレーションなどさまざま。屋外も含め、太閤山ランド内の各所で展示している。朽ちていくカボチャに時間の流れや自然の摂理を見いだした油彩画や、動物の骨と一体化したバイクの立体造形、船をイメージさせる陶芸作品など、多彩な表現が楽しめる。

 開会式では、実行委員長で富山市の洋画家、能島芳史さん、県民福祉公園の寺林一朗専務理事、県立近代美術館の雪山行二館長、板倉北日本新聞社長が「富山のアートシーンが凝縮されている。1人でも多くの人に感動が伝わってほしい」とあいさつした。テープカット後、出品作家が自作を解説した。富山市のアーティスト、トムスマ・オルタナティブさんによるパフォーマンスもあった。

 観覧無料。会期は、7日~7月3日、7月6~31日、8月3~29日の3期。県民福祉公園、県立近代美術館、北日本新聞社共催。

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