万葉をテーマに文化・芸術活動や地域活性化に取り組む高岡万葉遊楽宴実行委員会(会長・高橋高岡市長)が9日、高岡市役所で開かれた。2017年に万葉歌人・大伴家持の生誕1300年を迎えることから、ことし10月に記念事業のキックオフイベント「全国万葉フェスティバルin高岡」を実施することを決定。16年のプレイベント、17年の記念イベントの内容を検討するため、記念事業部会を設けることを決めた。
17年は、家持の生誕から数えで1300年となる。全国万葉フェスティバルは10月3~9日に開き、万葉集ゆかりの地の首長が集まる、初の「万葉故地首長サミット」や、全国万葉協会会員ら関係者が集う「万葉故地交流会」、シンポジウムなどを行う。併催事業として高岡万葉まつり「万葉集全20巻朗唱の会」を実施する。
記念事業は本年度から3年間にわたって展開。記念事業部会には「万葉を愛する会」「万葉集全20巻朗唱の会にいざなう会」といった関係団体に参加を求め、家持が越中国守として滞在し、数多くの歌を残した高岡ならではのイベントを企画する。