洗濯物のように屋外でTシャツをひらめかせる展覧会「Tシャツアート展」を高岡市で開こうと、高岡、富山両市の女性会社員4人が準備を進めている。高知県発祥のイベントで、日本海側では初開催となる。8月1、2の両日、伏木万葉ふ頭緑地公園で開かれる「万葉ふ頭フェスティバル」内のイベントとして行う計画で、Tシャツに印刷するイラストや写真などの作品を募っている。
Tシャツアート展はNPO団体「砂浜美術館」が高知の砂浜で毎年開くイベント。近年は気仙沼市や豊田市などでも開かれ、輪が広がっている。
高岡市で企画したのは、いずれも会社員の四津井千夏さん(33)=高岡市=と友人の堀井瑠美子さん(33)=同、堀井枝里子さん(31)=同、同僚の広瀬かおりさん(44)=富山市=の4人。壮大な展示風景に心を打たれ「富山でも開きたい」と、運営団体「ざ・ぶんっ」を結成した。地元企業を回って出展を呼び掛けるなど、地道なPR活動を展開している。
作品は富山の好きなところを発信する「We Love Toyama!!」部門とフリー部門で募る。作品(またはそのデータ)を事務局に送ると、印刷されたTシャツが会場に展示され、展示後に出品者へ届けられる。応募料は一般3500円、協賛企業5千円。締め切りは7月4日。
300枚の展示を目指しており、四津井さんは「参加型の風物詩的なイベントとして根付かせ、富山を盛り上げたい」と話している。
詳細は「ざ・ぶんっ」のホームページ(http://hirahiratoyama.jimdo.com/)に掲載している。