弥栄節に合わせて勇壮に踊る子どもたち=高岡市の前田利長墓所

弥栄節に合わせて勇壮に踊る子どもたち=高岡市の前田利長墓所

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高岡開町の祖しのび踊り奉納 御印祭

北日本新聞(2015年6月21日)

 高岡開町の祖で、加賀藩2代藩主・前田利長(1562~1614)をしのぶ「御印(ごいん)祭」の本祭が20日、国指定史跡・前田利長墓所(高岡市関)と同市金屋町で行われた。同墓所では、金屋町の小・中学生12人が鋳物作業歌「弥栄節(やがえふ)」に合わせて踊りを奉納した。北日本新聞社共催。

 墓所での奉納踊りは、高岡鋳物発祥の地・金屋町の礎を築いた利長への感謝の思いを示そうと毎年行っている。男子は黒い法被に竹の棒、女子は着物姿で手拭いを持ち、弥栄節(やがえぶし)保存会メンバーの歌と演奏に合わせて踊った。「エンヤシャ、ヤッシャイ」と掛け声を響かせ、男子は勇ましく、女子はしっとりと踊った。

 有礒正(ありそしょう)八幡宮(同市横田町)から利長の御霊を迎えた金屋町公民館では神事が行われ、同八幡宮の上田正宙宮司が祝詞を奏上した。田子正則御印祭実行委員会長や佐野正平金屋町自治会長らが玉串をささげた。金屋町で児童による奉納踊りや町流しがあった。

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