県観光部と信州・県観光協会は7月18、19日に1泊2日で、東京・銀座にある県の情報発信拠点「銀座NAGANO」と連動した初の県内バスツアーを開催する。同拠点を集合・解散場所とし、木曽郡木曽町でトレッキングや野外での食事作りを楽しむ。5月下旬に同拠点で開催した登山講座の実践版として企画し、6月23日に募集を始める。
ツアーのタイトルは「山ごはん体験ツアー」。山ごはんは登山中の食事を指し、参加者は同町の地蔵峠をトレッキングし、道中でガスバーナーなどを使った調理に挑戦する。御岳ロープウェイや開田高原の「木曽馬の里」といった観光施設も訪れ、御嶽山噴火後の地域振興につなげる。定員20人で、料金は2万7500円。
5月に銀座NAGANOで開いた「山ごはん」作りの講座は女性向け山岳雑誌「ランドネ」との共同企画で、15人の定員に60人以上の参加応募があり好評だった。同拠点での体験を機に実際に県内へ足を運んで魅力を体感してもらおうと、初のツアーを企画した。