高原で挙げる結婚式の魅力をアピールしようと、福井県大野市南六呂師のミルク工房奥越前で23日、CM撮影会を兼ねた模擬結婚式が行われた。のどかな風景を望む芝生の会場で、幸せな式が演出された。
大野市から同工房の運営管理を委託されているメンテナンスナカムラが開いた。同社のブライダル事業は5年目。これまで市民を中心に年間5件前後の挙式があった。自然を生かしたロケーションをより多くの人に知ってもらおうと、PRの機会を設けた。
広大な高原を見渡せる同工房の芝生で、男女のモデルがポーズを取った。女性の白いウエディングドレスが高原の緑に映え、和やかな雰囲気に包まれた。
同社の中村圭吾専務取締役(41)は「大野市には市内で挙式した市民への補助金制度があるが、市内の式場があまり知られていないと感じる。今後も積極的にPRし、地元の活性化につなげたい」と話していた。
CMは8月ごろから福井放送で放映される。