大河津分水可動堰(ぜき)での見学会の様子=2013年11月、燕市

大河津分水可動堰(ぜき)での見学会の様子=2013年11月、燕市

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県振興局 管内マップ作成へ インフラを観光資源に

新潟日報(2015年6月26日)


 ダムや橋などの土木工作物を観光する「インフラツーリズム」を後押ししようと、県三条地域振興局は管内の施設を紹介するマップを作成する。市町村や民間団体と連携して年度内に作り上げ、新たな観光客誘致につなげたい考えだ。

 近年、ダムの鑑賞を趣味とする「ダムマニア」をはじめ、各地の土木工作物を訪ね歩く人が増加。鑑賞法を指南するガイドブックなどの出版も相次いでいる。マップ作成は、こうした流れを地元に呼び込み地域活性化につなげるのが狙い。

 三条市下田地域にある笠堀ダムや大谷ダム、加茂市の下条川ダムのほか、燕市の大河津分水などを中心に、管内の施設を市町村や民間団体などと協議しながらリストアップ。本年度中に各施設の構造上の特徴や見どころ、周遊ルートなどを紹介するガイドマップにまとめる。

 昨年、笠堀ダム完成50周年を記念して実施した見学ツアーへの申し込みが、わずか数日で100人の定員を上回るなど「土木工作物への関心は高い」と同振興局。「マップのほかにも市町村などが実施する見学ツアーを支援するなど、地域の観光振興に『インフラツーリズム』を提案していきたい」としている。

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