木曽地方の夏祭りのトップを切って、木曽郡木祖村の薮原神社例大祭「薮原祭り」が10日、2日間の日程で始まった。雄と雌、それぞれの獅子を載せた山車2基が旧中山道の宿場町に繰り出し、氏子や薮原地区の出身者らが詰め掛けた。
雄の上獅子、雌の下獅子を載せた山車同士が擦れ違う際、笛や太鼓の音に合わせて獅子舞を披露し合う「寄(よ)け合い」が見せ場。法被姿の若者たちが道に座り込んで相手の舞を見つめ、「いいぞ」「もっと激しく」などとはやし立て、終わると互いに拍手をした。
祭りは、200年以上続いているという。祭りに合わせ、地区出身者が帰ってくることが定着し、中には同級会を開く人たちもいる。湯川泰征(やすゆき)・氏子総代会長(67)は「外に出ても祭りのことを思い出す人が多い」と話す。
11日はみこしが出るほか、数十年ぶりに「御神馬」も登場し、みこしの後を歩く。