伊那市ますみケ丘の農産物直売所「産直市場グリーンファーム」に11日、マツタケが並んだ。この時季に採れるのは「土用マツタケ」とも呼ばれ、手に取って香りを楽しむ客もいた。
中央アルプス山麓の西山地域で採った人が持ち込んだ。計約1キロで、大きいものは長さ約20センチ、かさの直径約10センチ。今月になってぽつぽつと入荷していたが、これだけまとまったのは初めてで、昨年より10日ほど早いという。
「これから秋までだらだらと出る。不思議なキノコです」と同直売所会長の小林史麿(ふみまろ)さん(73)。三つに分け、予約していた料理店などに1万〜2万円で販売した。