古民家を改修した移住体験施設=三条市荒沢

古民家を改修した移住体験施設=三条市荒沢

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田舎暮らしお試しあれ 滞在施設17日開設 三条・下田地区

新潟日報(2015年7月15日)

 「田舎暮らし」を体験してもらい、人口減少が続く農村地域への移住につなげようと、三条市は17日、下田地区の荒沢に古民家を改修した滞在施設「NATURE LIFE SANJO-SHITADA」(ナチュールライフ三条しただ)をオープンする。

 下田地区は過疎や少子化が深刻となっており、市は移住者の増加を重点施策にしている。実際の滞在を通じて下田の自然や文化に親しんでもらい、移住を促す。8年ほど前まで観光栗園を営んでいた築100年以上とみられる古民家を、市が所有者から借りて昨秋から改修を進めてきた。

 2階建ての1階部分、約260平方メートルを利用者に貸し出す。和室や板間、浴室、台所などを備えており、自炊も可能。ホテル業などを手掛ける「デンオリエンタルリレーションズ」(新潟市中央区)が運営し、施設を会場にしたイベントなども企画していく。

 10日には地元住民らを対象にした内覧会が開かれ、約50人が集まった。高い天井や太いはりが歴史を感じさせる建物内で、地元産野菜などを使った料理に舌鼓を打った。下田商工会の鳶田真六会長は「空き家が増えており、移住希望者に紹介することもできる。滞在で下田に興味を持ってくれる人が増えてほしい」と期待を込めた。

 料金は、日~金曜の午前9時~午後8時が1時間当たり800円。利用時間にかかわらず人数1人ごとに別途200円が必要。午後3時~翌日午前11時までの20時間利用もあり、基本料金6千円、1人ごとに2千円。土曜は割り増しとなる。

 問い合わせは、デンオリエンタルリレーションズ、025(228)7611。

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