ステージ前の竹宵が点灯する中、演奏が披露されたうるぎ星の森音楽祭

ステージ前の竹宵が点灯する中、演奏が披露されたうるぎ星の森音楽祭

長野県 伊那路 祭り・催し

「竹宵」の明かり、雰囲気に一役 売木で音楽祭

信濃毎日新聞(2015年7月26日)

 下伊那郡売木村の有志らでつくる実行委員会は25日、同村のうるぎ星の森オートキャンプ場で「うるぎ星の森音楽祭」を開いた。キャンプ場利用者や村民など、村人口(約600人)を上回る700人以上が来場。村観光大使を務める女性デュオ「Paix2(ペペ)」などアーティスト8組が出演した。夜には竹筒の中にろうそくをともす竹宵の点灯もあり、来場者は幻想的な雰囲気も楽しんだ。

 キャンプ場は標高約1200メートル。時折、涼しい風が吹く中、ペペは村内産のカボチャやコメを使った焼酎と名称が同じで、観光大使に就任するきっかけとなった持ち歌の「いいじゃんか」など6曲を熱唱した。しの笛奏者や弦楽トリオなども演奏を披露した。

 出演後、ペペの北尾真奈美さん(37)は取材に「売木は好きな場所。音楽祭によって村に訪れる人が増えてほしい」。井勝めぐみさん(39)は「観客が一生懸命に聞いてくれるのが伝わって楽しいステージだった」と話していた。

 午後8時すぎ、飯田市川路の有志の「川路竹宵の会」によって竹宵約120本に明かりがともった。売木村に初めて訪れたという木曽郡南木曽町の会社員男性(37)は「村全体で盛り上げようとする感じが伝わってきた」。清水秀樹村長は「村の人より多くの人が来て、最後まで楽しんでもらえた」と話していた。

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