糸魚川市田麦平の市営旅館「柵口温泉権現荘」が改築工事を終え、リニューアルオープンした。館内をゆったりと過ごせるよう、レストランや売店を広げ、浴場などを改修した。
権現荘は閉校した上能生小学校の校舎を利用して1988年にオープン。新館や別館が増築されたが、施設の老朽化が進んだため、約4億円をかけ改修した。
客室は40室から30室に減らし、レストランと売店を約3倍に広げた。売店では地元の海産物など商品も充実させた。浴場は新たに内風呂を設け、露天風呂にヒノキの屋根を設置。玄関やフロント部分も改装し、バリアフリー仕様とした。ペレットボイラーも導入した。
隣接する市営入浴施設の柵口温泉センターは7月31日で営業を終了、権現荘で日帰り入浴できる。
権現荘ではアワビやノドグロ、カニなどの海の幸を中心した各種プランを用意している。小林金吾支配人は「ゆっくりとくつろげるようになった。特に食事に力を入れているのでぜひ訪れてほしい」としている。
問い合わせは権現荘、025(568)2201。