改修を終え2年ぶりに再開した「おぎの湯」=8日、佐渡市小木町

改修を終え2年ぶりに再開した「おぎの湯」=8日、佐渡市小木町

新潟県 佐渡 温泉

おぎの湯2年ぶり再開 住民改修、キッズルームも

新潟日報(2015年8月11日)


 改修のため休業していた佐渡市小木町の温泉施設「おぎの湯」が8日、約2年ぶりに営業を再開した。運営する住民は、地域住民や観光客らに一層親しまれる場にしていく考えだ。

 おぎの湯は1998年に旧小木町が整備。2008年、佐渡市が住民でつくる「おぎの湯を愛する会」に譲渡し、2013年まで営業を続けた。しかし大浴場の屋根の老朽化や腐食で、やむなく休止した。

 南部地区では旅館、民宿の廃業が相次ぎ、「温泉までなくなると南部が沈んでしまう」と愛する会代表の渡辺陶生さん(68)が改修を行った。浴場の屋根を補修しキッズルームを設け内装、外観も修理をした。今後、館内で理容サービスも行う予定だ。

 8日は家族連れや観光客らが訪れ、従業員に「再開してもらいありがたい」などと声を掛けていた。

 渡辺さんは「泉質も景観も良く、疲れが取れると評判だった。これからも銭湯のように住民、観光客に親しまれる場所にしていきたい」と話していた。

 営業時間は午前11時~午後9時。料金は500円(小学生250円)。素泊まりも可能。水曜定休。問い合わせはおぎの湯、0259(86)1555。

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