越前焼の明かり取りを展示した「陶の涼感~蝉時雨の七夕2015 灯りとりのきらめき~」(福井新聞社後援)が15日、越前町の越前陶芸村文化交流会館で始まった。薄暗い会場には、ほんのりともされた明かり取りと七夕飾りが並び、幻想的な雰囲気に包まれる。30日まで。
県内の越前焼作家7人が出品。大きさは20~40センチほどで、形はとっくり、つぼ、円、筒状などさまざま。宇野陶房の宇野直さんの作品は、ドーム型に無数の細かい穴をあけ、宇宙の無数の星を凝縮させたよう。そのほか、県陶芸館が開催した「灯りとり講座」の参加者20人が作った作品も展示されている。
会場には、町内の保育園児、小学1年生の願いを込めた短冊約1千枚が、竹に飾られている。ロビーでは、涼しげなデザインのビールや焼酎カップなどドリンクカップも150点飾られている。
23日には同村全体で「陶芸村の夏祭り」が開かれ、マリンバコンサートや、ワークショップ、地元新鮮野菜やスイーツなどの出店がある。