福井県永平寺町の九頭竜川永平寺河川公園で23日に開かれる「九頭竜フェスティバル2015 永平寺大燈籠ながし」の宣伝隊が20日、福井新聞社を訪れ、無数の灯籠が川面を幻想的に照らすイベントの見どころをPRした。
大燈籠ながしは今年で28回目。当日は午後7時から大本山永平寺の役寮や雲水約120人が読経する「大施食(だいせじき)法要」が営まれた後、同7時50分から約1万基の紙製灯籠を川に流す。同8時40分からは千発の花火を打ち上げ、フィナーレを飾る。
フェスティバル実行委員会広報委員の酒井圭治・町観光物産協会専務理事ら5人が訪れ、「大燈籠ながしは『日本夜景遺産』に登録されている。ぜひ見てほしい」と来場を呼び掛けた。
灯籠は、先祖を慰霊するための「供養燈籠」と、願い事を書く「願い燈籠」の2種類で、当日も会場で受け付ける。供養燈籠は1基当たり1500円、願い燈籠は千円。問い合わせは、永平寺町商工観光課内の実行委事務局=電話0776(61)3930。