ＪＲ西日本は２１日、白山市新田町の金沢総合車両所で、１０月から金沢―和倉温泉駅間で運行する七尾線の観光列車「花嫁のれん」の車両を初公開した。内外装には輪島塗や加賀友禅の図柄、本物の金沢金箔（きんぱく）などの伝統工芸を採用し、北陸の「和と美」を表現した。車内サービスで石川の郷土料理や地酒を提供し、乗客に能登の旅を満喫してもらう。
　観光列車は２両編成で、１号車は格子で仕切った八つの「半個室」と物販スペースを設け、各部屋の壁面に友禅柄を施した。
　土日祝日に１日２往復し、１２月末まではＪＲ６社の大型観光企画「北陸デスティネーションキャンペーン」に合わせて月、火、金曜も特別運行する。金沢、羽咋、七尾、和倉温泉に停車する。