福井市の福井県立こども歴史文化館で開かれている夏の特別展「妖怪百物語」の入場者が23日、1万人を突破し、節目に訪れた家族に記念品が贈られた。
同展は7月18日から始まり、第8代鯖江藩主が幕末に描いた絵巻物「化物婚礼図」の実物など貴重な資料約250点を紹介している。
来場1万人目は、同館を初めて訪れたという福井市勝見3丁目の美容師辻剣一さん(41)一家。笠松雅弘館長らから、カッパやぬりかべが描かれた妖怪バッジなどの記念品を受け取った。展示を興味深そうに眺めていた長女の涼花さん(和田小2年)は「不気味で気持ち悪いのもあったけれど、絵柄はおもしろかった」と話していた。
同展は9月6日まで。