日本海近海の底引き網漁が1日、解禁された。福井県坂井市の三国港には夕方から漁船が次々帰港し、甘エビなど新鮮な魚介類が続々と水揚げされ、港が活気づいた。
午前0時の解禁に合わせ、三国港から三国港機船底曳網漁業協同組合所属の10隻が31日午後8時ごろ出港。約50キロ沖合の漁場で3、4回網を入れた。
1日午後5時半すぎ、第58千歳丸(吉岡辰雄船長)が最初に帰港。トロ箱いっぱいに入った色鮮やかな甘エビやガサエビ、アカガレイ、ハタハタ、タコなどを次々と船から運び出した。その後も次々と漁船が戻り、水揚げ作業が行われた。
午後9時から競りがスタート。競り場には仲買人らの威勢のいい掛け声が響き渡った。底引き網漁は来年6月末まで続く。