国内外の一流の演奏家が福井県越前市内に集う「武生国際音楽祭2015」(福井新聞社後援)の関連イベント「まちなかコンサート」が5日、始まった。初回は尺八奏者の田嶋謙一さんによるミニコンサートが市ふるさとギャラリー叔羅(しくら)で行われた。
約50人が来場。田嶋さんは「コンドルは飛んでいく」「ふるさと」などリクエストを含め8曲を披露した。力強さと繊細さのある音色が会場の高い天井まですっと響き観客を魅了。演奏が終わると大きな拍手が送られていた。
曲の合間には、首を振ってビブラートをかけたり、わざと濁った音を出して迫力を出したりする奏法を紹介。話にユーモアを交え、観客の笑いを誘っていた。
武生国際音楽祭は6日開幕。まちなかコンサートは市内の寺や金融機関などで8回開かれる。