たけふ菊人形への来場を呼び掛ける宣伝隊=7日、福井新聞社

たけふ菊人形への来場を呼び掛ける宣伝隊=7日、福井新聞社

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「2015たけふ菊人形」楽しんで 越前市で10月2日開幕

福井新聞(2015年9月8日)

 10月2日に福井県越前市武生中央公園で開幕する「2015たけふ菊人形」(まつり実行委員会主催、越前市、武生商工会議所、福井新聞社共催)の宣伝隊が7日、福井新聞社を訪れ、見どころをアピールした。64回目の今年は同市ゆかりの紫式部をテーマに、源氏物語の名場面などを菊人形で再現する。宣伝隊は「日本最大級の菊人形イベント。鮮やかに彩られた平安絵巻を楽しんで」と来場を呼び掛けた。

 11月8日まで開く。例年はNHK大河ドラマにちなんだ菊人形を展示することが多いが、今年は「語り継ぐ 越前千五百年物語」をコンセプトに同市の魅力を発信。菊人形館では「平安菊花絵巻 紫式部」をテーマに展示する。青春時代に紫式部が日野山を見ながら歌を詠んだ様子や、式部が書いた源氏物語の場面など7景を再現。高さ3メートルの「メガ菊人形」や、越前和紙製の衣装を身に着けた紫式部人形も展示する。

 恒例のOSK日本歌劇団の公演も期間中、市文化センター中ホールで毎日行う。「紅に燃ゆる 真田幸村物語」と銘打ったオリジナルミュージカルで、華麗な芝居やダンスが楽しめる。観劇料は3歳以上800円。老朽化のため菊人形終了後に取り壊される同ホールの「サヨナラ中ホール企画」として、10月10~12日は午後3時からの公演終了後、同歌劇団トップスターの高世麻央さんの感謝ステージがある。19~23日は午後2時半公演の来場者にOSKシール(先着200人)を配る。

 期間中の土日祝日にはさまざまなステージショーがあるほか、モノレールやバイキング、大観覧車などの遊具も楽しめる。宣伝隊は「子どもも大人も楽しめるイベント。秋の越前市を満喫してほしい」と話していた。

 入場料は高校生以上前売り900円、当日千円。問い合わせは越前市商業・観光振興課=電話0778(21)0175。

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