箕輪町福与の果樹園「雅秋園」がブドウ狩りの客でにぎわっている。今季は夏場に好天が続き、甘みが豊富という。15日は約150人が来園。木漏れ日が差すブドウ棚の下でたわわに実ったブドウを頬張ったり、園内のブランコや滑り台で遊んだりしていた。
雅秋園は60年ほど前から観光農園を営み、ブドウを90アール、梨を20アールで栽培。ブドウはナイアガラ、デラウェア、コンコードを時間無制限で、もいで食べられる。地元を中心に多くの人が訪れ、シーズン終盤にはブドウがなくなることもあるという。
この日、来園者は甘い香りが漂うブドウ畑を散策して品定め。育児サークルの仲間と訪れた伊那市上牧の長谷川さゆりさん(34)は「見晴らしも良く、子どもと安心して過ごせる」。
農園主の浦野崇さん(43)は「気持ちの良い秋の一日をのんびり過ごしてほしい」と話していた。10月上旬まで開園予定。入園料は中学生以上500円、小学生250円、幼児無料。問い合わせは雅秋園(電話0265・70・5789)へ。