志賀町長田で16日、見竹神社の秋祭りに合わせて萬燈祭(まんとうさい)が行われた。境内や神社近くの川べりに竹灯籠約7千基が並べられ、1万本のろうそくにともされた光が集落を包み込んだ。
萬燈祭は能登ふるさと博(本社後援)の一環。担ぎ手不足で秋祭りに神輿(みこし)を出せなくなった代わりに住民が2008年に始めた。
今年は20本以上のろうそくを収めることができる高さ7メートルの竹灯籠が新たに並べられた。ろうそくの本数は住民の念願だった1万本に到達し、例年以上の見物客が幻想的な風景を楽しんだ。