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しな鉄「ろくもん」姨捨・豊野へ 11月3日、JRと連携し運行

信濃毎日新聞(2015年9月26日)

 観光列車「ろくもん」を長野―軽井沢間で運行しているしなの鉄道(上田市)は25日、JR東日本長野支社と連携し、ろくもんをJR篠ノ井線姨捨駅(千曲市)と北しなの線豊野駅(長野市)まで走らせる「千曲川クルーズトレイン」を11月3日に運行すると発表した。ろくもんの篠ノ井線への乗り入れは初めてで、北しなの線は3月のイベントに続き2度目。姨捨で善光寺平を一望し、豊野から上高井郡小布施町内を巡って楽しんでもらおうという内容だ。

 ろくもんは1〜3号車で、今回は車両ごとにツアー内容が異なる。午前10時半ごろに軽井沢駅を出発し、篠ノ井駅を経由して午後1時すぎに姨捨駅に到着する。40分間ほど周辺を散策し、午後2時半ごろに長野駅に到着。1、2号車のツアーは解散する。

 3号車の客は豊野駅まで乗車。バスで小布施町内を巡り、レストラン「OBUSE花屋」でろくもんオリジナルスイーツを楽しむ。長野電鉄で長野駅に向かい、午後6時半すぎに解散する。

 OBUSE花屋の特製弁当が付く1号車は大人1万円、小学生以下8千円。2、3号車は小学生以下も共通料金で、ろくもんで普段提供している「小布施鈴花(すずはな)」の懐石料理が付く2号車は1万5千円、普段と内容が異なる鈴花の特別懐石料理を味わう3号車は2万5千円。ろくもんの記念乗車証明書がもらえる。

 藤井武晴社長は「(JRから)姨捨に入線の許可をもらえると、近い将来、安曇野にも行ける」と述べ、来年度も同様の企画を実施したいとする。

 千曲川クルーズトレインは26日午前10時に参加者の募集を始める。問い合わせは、しなの鉄道のろくもん予約センター(電話0268・29・0069)へ。

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