関係者に見送られて出発する「大糸線100周年号」=豊科駅

関係者に見送られて出発する「大糸線100周年号」=豊科駅

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イベント列車「大糸線100周年号」運行

信濃毎日新聞(2015年9月27日)

 JR東日本長野支社は26日、大糸線の北松本―信濃常盤間が11月2日に開業100周年を迎えるのを前に、イベント列車「大糸線100周年号」を松本―信濃松川間で運行した。安曇野市の豊科駅と北安曇郡松川村の信濃松川駅で出発式が行われ、ファンや関係者が節目を祝った。

 豊科駅では、安曇野市太鼓連盟のメンバーが和太鼓を演奏。列車が入線すると、カメラを構えたファンが何度もシャッターを切っていた。式典では、JR東日本の川合正敏・執行役員長野支社長が「生活、観光路線として愛され、100周年を迎えることができた」とあいさつした。

 「祝大糸線開業100周年」などと書いた手作りのカードで列車を迎えた松本市の会社員荒川義昭さん(44)は「父の実家が沿線にあり、家族でよく乗った思い出がある。これからも沿線が盛り上がってほしい」と話した。

 信濃松川駅では、29日に同駅開業100周年を迎えるのを前に、松川村などでつくる実行委員会が同駅近くで記念イベントを開いた。

 大糸線100周年号の到着時間に合わせ、正午すぎに始まった。乗客らを迎える式典の後、地元の和太鼓グループ「信濃国松川響岳(きょうがく)太鼓子供会」が息の合った演奏を披露。そろいの法被姿の「正調安曇節保存会」は、村に伝わる民謡の調べに合わせて輪になって踊った。コーラスの発表もあった。

 信濃松川駅を愛する会会長の遠藤嘉輝さん(77)=松川村東細野=は「大切な節目を大勢でにぎやかに祝えてうれしい」と喜んでいた。記念イベントは27日も正午~午後2時ごろに開く。

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