砺波市観光協会が運営するJR砺波駅コミュニティプラザが25日、リニューアルオープンした。となみブランド認定の特産品やオリジナルスイーツ、高速バス回数券、イベントチケットなどの販売機能が新たに加わり、砺波の魅力を発信し、JR城端線の利用促進や観光活性化につなげる。11月からは市内の酒造会社が製造する日本酒も扱う。
これまでコミュニティプラザは駅の利用者の待合室や休憩室として活用。北陸新幹線や観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」(愛称・べるもんた)の運行開始に伴い、観光客増加が見込まれることからリニューアルし、改札横にあった市観光協会の観光案内所を移設し、機能を充実させた。同駅南口発着の高速バスの利用者の利便性も高める。事業費800万円。
プラザで扱う特産品は、大門素麺(おおかどそうめん)とチューリップ球根、おかき、ユズを使った地サイダーなど。同協会が認定したとなみオリジナルスイーツも販売している。となみチューリップフェア開催時は品ぞろえを充実させる。観光案内所で行ってきたレンタサイクルや図書館の本返却の業務はコミュニティプラザで継続する。
リニューアルした施設を同協会の五島辰夫会長と八田俊伸専務理事らが確認。五島会長は「駅から砺波の魅力を発信する拠点にしたい」、夏野市長は「城端線の利用客だけでなく、市民にも利用してもらいたい」と話した。